2022年に高知で食べた魚 Part1
2022年も終わりました。一年のまとめとして高知に住んでから食べた魚を振り返る。 情報は坊主こんにゃくの市場魚介類図鑑を参考にした。 コショウダイ 概要 見た目はタイの模様違いにしか見えないコショウダイは、実はタイ科ではなくイサキ科コショウダイ属の魚である。背中側の黒い斑点がコショウに見えることからコショウダイと呼ばれている。最近北上しているらしく関東でも入荷するそう。 価格と珍しさ 寄生虫が付いていることが多いらしく市場価格は安め。下の写真は1.5kgくらいで1,000円。 たまにスーパーに入荷しており、イシダイやチヌよりも低頻度。地方の魚屋では普通に売られてそうである。 味 食べたのが5月なのでハッキリと覚えてないが、刺身は絶品だった。キロ1,000円切っている魚としては最高。食感・甘味・旨味は全て鯛よりも美味しかった。イサキとタイのどちらに似ているかと言われてたらタイの味に近い気がするが、、、 コショウダイ40cmで1,000円 コショウダイの刺身。 甘い脂がのっていて美味かった アカヤガラ 概要 トゲウオ目ヤガラ科に属する。見た目のインパクトと上品な味のギャップが特徴の高級魚。こんな変な外見なのに懐石料理に使われたりと普通に高級魚扱い。ダーウィンが来た!で近縁のアオヤガラの捕食シーンが放送され、あのデカい口を使って餌を捕らえる姿がお茶の間に衝撃を与えたとか? 個人的には憧れの魚No.1だった! 価格と珍しさ SNSを見る限り、まとまってとれると安いらしいが基本的には高い。頭が食えないため歩留まりが悪く、キロ単価では結構高い。頭だけではなくて背骨の構造も複雑なのでロスが大きくこれも歩留まりを悪くさせて単価が高くなる原因だろう。捌くのも大変だった。 写真の個体は3,000円くらい。 味 とにかく上品。薄造り(かなり厚いが、、)にして一切れずつ丁寧に噛み締めて食べた。味が繊細なので塩で食べてもいい。寝かせても旨味がそんなに増さなかったので、捌きたてを食べて食感が楽しむのが正解だろう。カワハギに近いかも。この個体は肝が小さかったが、肝醤油で食べると最高かも。 潮汁はこれまた繊細。どでかい頭をなんとかフライパンに押し込んで出汁をとり、皮付きの身を軽く茹でてから食べた。皮が綺麗なので視覚的にもGood。旨味が弱いので昆布出汁は必要だったが切らしており、塩だけで作った。次...