放生会と生物侵入
放生会は、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式のことを指す。英語ではPrayer animal release(PAR)と呼ばれ、中国やチベットのような仏教地域でも実施されている。中国でPAR(中国語:放生)が外来種の侵入定着要因になっているという論文が出版された。
Du et al. (2023). High risk of biological invasion from prayer animal release in China. Frontiers in Ecology and the Environment, e2647.
https://doi.org/10.1002/fee.2647
この論文によると、PARしている地域は外来種の種数が多く、外来種の定着を促進しているらしい。
日本の放生会と外来種の関係を調べた研究はないけど、金魚を放流していた寺が在来種を放すというイベントに変えたという事例はあった。
元々殺生を戒めるイベントなので、自然保護への関心が高い方々が主体になっている。そのため、外来種の放流をやめて、そこに住んでいる在来種を放つように変えることは簡単なのかもしれない。
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