スマトラでのカワウソ調査
2023年からスマトラ島の農村でコツメカワウソの調査を始めた。
大学院の指導教員から科研費のプロジェクトの分担者として誘われたことがきっかけ。
農村なので、ジャングルを分け入っての調査ではなく畦道を進んでカワウソの痕跡を探したり、自動カメラを仕掛けている。結果を論文にするのはもうしばらくかな。
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| パダンの街、東南アジアにしては人が少ない |
コツメカワウソ
田んぼのコツメカワウソの生態は人と関わりが深く、休憩用の小屋を溜めフン場として使っている。小屋にカメラを置くと、そこを使うカワウソや人が撮影される。元々は氾濫原や湿地など流れが緩やかな水域生息地を使っていたそうなので、田んぼは代替生息地として使われる。
絶滅危惧種だし、日本でもエキゾティックアニマルとして人気なので、実際の生息地に行くと密猟を促進してしまっている国の人間として残念な気持ちになる。人里に近く生息しているので、現地の皆さんの理解が得られたら密猟は防げるかもしれない。
農地景観。カワウソは小屋を使う
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| 初期のイネ。日本と同じような雰囲気 |
ウンコ。タールふん?
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| カメラで撮影されたこつめカワウソ |
足跡 |
料理
パダンは伝統的なパダン料理が有名。店に着くと大量の皿を出される。とりあえず食べて、食後に空になったお皿を数えて精算する。中途半端に残ったやつは再度別の客に出されるようだ笑。味はめちゃくちゃおいしい。インドネシアの中でも一番美味しいらしい。辛いので食べすぎると腹を壊す。熱帯といえばフルーツということだが、意外とシーズンがあるらしく2月はドリアンなくて、9月にやっと食えた。アボガドジュースがとても美味しいが、砂糖とチョコを抜くべき。甘すぎ。
豪華なパダン料理
市場のスパイス?
世界一美味しいと言われるルンダン
ドリアン
ココナッツと激甘バナナ
生物
熱帯といえば多種多様な生き物。残念ながら農村にはそこまで多様な生物はいない。大型動物はシベット、オオトカゲ、カワウソ、ヤマアラシ、レオパルドキャット(ベンガルヤマネコ?)などが生息している。インドに近いからそっちとの共通種が多そうなのも面白い。
調査後に、学生に大学演習林に案内してもらったが、森はさすが熱帯という生物相。テナガサルにもあって歌をきいた。
オオトカゲ
ラン(デンドロビウム系?)
アミガサタケ?
ジャングル、
大きな棘のあるシダのような植物が立ち塞がる
カエル。可愛い
日本にはいなそうなカエルですね
イボトビムシかな?
巨大ヤスデ。これぞジャングル








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