受賞講演で何を話すか?
今年度の生態学会で若手奨励賞(鈴木賞)を受賞した。受賞者は大会で記念講演をするのだが、内容は研究自体の話、裏話、キャリアの話、関係ない話など各人で違っていて面白い。
私の受賞講演では研究を始めたパーソナルな経緯や何を考えてきたか、など研究の裏側を話した。講演のシナリオを練る際に、自分のこれまでの研究を1本のストーリーにするとどうなるのかをよく考えてみた。
メモ、最近PCから離れて手書きで研究を考えることが増えた。
余計な情報が入らないのでおすすめ。お気に入りのノートとペンで
上のメモは夜の10分間くらいでスラスラと書いた。これまでの私の研究は「学生サークル→指導教員の気まぐれ→テーマ探し迷走→フィールドで頑張る→論文を頑張る」というパーソナルなストーリーとして綺麗にまとめることができた。改めて私のキャリア初期は研究背景がないことを実感した。式典で読み上げられた受賞理由も「富田氏は****で粘り強く取り組み、***で粘り強く」と自然薯並みの粘りを見せたことが評価されており、講演内容とマッチしていた。自他ともに私の研究はパーソナルストーリーとして語るのが向いているということなのだろう。(最近スマートな研究者ぽいと自惚れてたが、まあ泥臭いんですね。)
受賞講演をどう使うかは、受賞者次第だ。自分の研究を知ってもらいたい・共同研究に発展させたい・就職に向けた演説・聴衆への問いかけなど様々である。いずれにせよ、今回の受賞はこれまでの研究道を振り返る良い機会だったし、定期的に応募していきたい。
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